イタリアワイン土着品種研究会Vo38~TREBBIANO DI LUGANAの歴史 ~

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トレッビアーノ・ディ・ルガーナ、古代名トゥルビアーナとも呼ばれ、ロンバルディア州、トレンティーノ=アルト・アディジェ州、ヴェネト州の境に位置するガルダ湖の南の地域で何世紀にもわたり栽培されている土着の品種である。この地域は元々“セルヴァ・ルカーナ”という深い森と沼が広がっていたが、15世紀頃にヴェネツィア共和国により農地化が進み、ブドウ栽培の伝統が育まれた。現在もこの土着品種を主体とした地元のルガーナ※1ワインの生産、湖畔リゾートの観光業が盛んな土地となっている。

 

トレッビアーノの品種系は複雑であり、同じトレッビアーノという名称でもブドウの成長や房、葉の形状なども大きく異なる。しかしながらトレッビアーノ・ディ・ルガーナは、ヴェネト州のDOCソアヴェに使用が認められている“トレッビアーノ・ディ・ソアヴェ”とは非常によく似た品種であり、イタリア全国ブドウ品種登録書においてもトレッビアーノ・ディ・ソアヴェのシノニムとして登録されている。

 

また、マルケ州のヴェルディッキオともシノニムとしての登録があるが、最新の研究では、その芳香特性や生育、栽培、醸造の観点からも厳密には異なる品種といわれている。※2

 

※1 原産地呼称ワイン “DOCルガーナ“

ルガーナ⇒中世の語源“ルーカス”(森)から派生したとされる。

※2 Consorzio Tutela Lugana DOCおよびAssociazione Italiana Sommelier  Lombardiaより

 

 

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